2013年、読んでよかった本

2013-12-31 17.07.27

 

アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)

プロジェクトマネジメントの良書。
仕事とはどのようなものか。常に状況から最前の手を検討する必要があるが、それはプラスの手とは限らない。
マネジメントは自分がプレーヤーでなければ、周りの人が気持ちよく仕事ができるよう、すべてを先回りして潤滑油として動く、など。

 

自分の仕事をつくる旅

旅する気持ちを駆り立てられる本。
こういう仕事もあるんだ、と思える本だが「ノマド」が嫌いな人にはおすすめできない。

まぁブームだから、という感じの内容だけど、雰囲気がよいので楽しめる。

 

旅の終わり 始まりの場所へ

人生に悩み、旅に出た若者の波瀾万丈記。
人生の主人公は自分である、というのはよい言葉。

 

ごはんぐるり

俗にある「料理本」や「料理エッセイ」ではなく、エジプトと日本で育った著者がご飯に対して感じている気持ちを綴った本。
いやらしいグルメな感じではなく、素直な気持ちで書かれている感じで良かった。

 

仕事を大切に、転職は慎重に。〜自分の仕事を見つめ直す42のスタイル〜

この本を読んで、今の会社でまだやることは残っているし、もう少しがんばろうと思えた本。

 

経営の未来

今できあがっている社会の、会社の仕組みは当たり前のものに感じるが、それはこれまでの積み重ねであり、今後も変化していく、ということがわかった本。
もう一回読みたい。

 

■計画と無計画のあいだ—「自由が丘のほがらかな出版社」の話

何がよかった、と説明しづらいけど、この本の情熱や葛藤が自分の中に残って、時折思い出させてくれるような本。

 

■蝉丸Pのつれづれ仏教講座

 

オタク的な要素があるため、そちらが苦手な方には辛いですが、仏教(その他宗教)についてのわかりやすい解説本。

 

宇宙のセオリー この世でもっとも素晴らしい秘密

いわゆる自己啓発本なので、嫌いな方はスルーしてください。
これまでいくつか読んできましたが、これが一番「肌に合う」という感じでした。
実践的な考え方のため、試しやすい。

私はこの本を読むと、近日中に良いことが起こります。

 

ワカコ酒1、2巻

酒飲みのための本。
すげーうまそうです。

 

■坂本ですが1、2巻

ギャグ漫画界に新風を巻き起こした「坂本ですが」
かっこいいが行き過ぎるとおもしろいというのは新視点だし、リアルではなかなかできない漫画表現。

 

■食べるダケ1、2、3巻

ほんとうに食べるだけの漫画で衝撃!

 

■俺物語!!1、2、3、4巻

やっぱ面白いです!

 

■亜人1、2、3巻

読んでよかった、というより単純におもしろかった本。

死なない新人類、という設定でどこまで広がっていくのか、気になります。
IBMの正体は、海斗と圭のこれからは、オグラ博士を捕まえた戸崎は、今後どうなるのでしょうか。楽しみです。

 

来年も、良書に巡り会えますように。

新婚が選ぶ、(買って)よかったもの7選

2013-12-30 19.27.23

このたび、7月に入籍、9月に結婚披露宴を行いました。
そのため、今年からあらたな共同生活がスタートし、その中で買って買ってよかったもの、ことをまとめてみました。

 

■soil バスマット ライト

バスマットは、よくタオルものや、もじゃもじゃしたものがあって、私もそれを使っていました。
タオルものの場合、定期的に洗ったり、誰かが使った後に使用すると湿っていたりして、ちょっと嫌でした。

これは、すぐ水分を吸って乾きます。
そのため、誰かが使った後に使っても、湿っていることもないし、定期的に洗う必要もありません。
吸いが悪くなったら、表面をやすればまた復活するそうです。

半年使っていますが、吸いが悪くなることもないし、文句なしの品です。

 

■iPad Air

共同生活、ということでいろいろ検索したり、写真を見せたりすることに重宝しています。
天気やAmazonの購入リスト、ニュースを二人で見たり、音楽をかけたりして利用もしています。
iPadとiPad mini、どちらにすべきかは詳しくは以下です。

iPadとiPad mini、どちらを購入したらよい?
http://fav-cluster.sakura.ne.jp/wordpress/ipad_or_ipadmini/

 

■土鍋 スタジオエム ドゥーブ(DAUBE)

渋すぎず、奇抜すぎず、落ち着いていて使いやすい。
ほんとうに大きさも希望通りの土鍋でした。

 

■Le Creuset ソースパン

これは何に使うかというと、主に炊飯に利用しています。

1:米をとぐ
2:米を水につける(適当に数十分くらい。ほんとうは30分がよいらしい)
3:ガスコンロで米を炊く(コンロに米炊き機能がついています)
4:20分くらいで炊ける
5:ちょっと蒸らして完成

これだと、1時間くらいで食べることができます。
起きてすぐに用意して、水につけたり炊いている間は家事などを行うと、ちょうどよい感じに仕上がります。

そして、おいしい。

炊飯器と比べると、確実に味が違います。
時間は結構かかると思われますが、手間としてはたいしたことがないので、手軽においしいものが食べられるので、この方法でずっとやってきています。

そのため、我が家には炊飯器がありません。

 

■酒器だるま(徳利/猪ロ) セラミックジャパン

雪だるま型に収まるおちょこと徳利。
2人で使うのにちょうどよく、重宝しています。

 

■Le Creuset アイスクーラースリーブ

普通のクーラーだと、氷が大量に必要になりますが、これだと保冷剤なので、冷やしておけばかぶせるだけで使える優れものです。
見た目もすきっと収まって、水は滴らないので、使いやすいです。

 

■無印 人がダメになる体にフィットするソファ

070924_91CC82C983t83B83b83g82B782E9835C83t8340  http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4934761049182

これは自分で使う時、来客用に使う時、ともに重宝しました。

映画を見る時は、これ使うとリラックスして見れて非常に良い感じです。
人が来た時も、人数が多いと座るところが無くて困ってしまいますが、これがあると床に直に座らなくてよくて、ローテーブルと合わせると使い勝手が良いです。

買って損はない品かと思いますが、持って帰るのが大変なのと、カバーに入れづらいのが辛いところです。

アマゾンだと、類似商品で以下があります。

 

■番外編

 

■ワインショップ ソムリエ

salepage_1103_s_02 http://www.wsommelier.com/

お酒、とくにワインが好きな方、必見ですが、よいワインを安く買うならここだと思います。

価格としては千円ワイン(時に3桁)ですが、だいたいおいしいです。
ソムリエおすすめセットも外れがない感じで、見つけてからはワインはほぼここで購入しています。

お店だと12本以上購入で送料無料、ネットでも無料のセットなどがあり、お得なこと間違いないです。

 

■オーケーストア
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http://www.ok-corporation.co.jp/index.html

結婚してから通っているのですが、毎週の買い物にオーケーは欠かせません。
やはり、安い。高品質・Everyday Low Priceです。
ここでの買い物をしないと、月の食費などが明らかに違うので、できるだけオーケーで買い物したいものです。

 

 

買うと良いだろうな、と思うものは、ルンバとか、洗濯乾燥機とか、カメラとかいろいろあるのですが、またの機会に。
よいお年を。

 

プロジェクトを成功させるための(少なくとも私が思う)たった一つの法則

スクリーンショット 2013-12-29 14.38.14

これまで4,5年のあいだ、いくつかのスマホアプリ関連のプロジェクトを経て私が感じた、プロジェクトを成功させるための法則を綴ってみます。

 

プロジェクトの成功も失敗も、すべて自分の責任であり、自分の行動如何により成功も失敗にも転びうる、と認識出来ている担当者がいる。

これだけです。

こんなの当たり前じゃないかって、思うかも知れません。
いやいや、実際のプロジェクトにおいて(特に大企業で多いのですが)
「自分が放っておいても、誰か(特に下請けや部下)がうまく取り計らうだろう」
と考えている人が多いのが事実です。

身近な事例を考えると、結構ありがちな考え方なのかと思います。

人に頼みごとで「これやっておいて」とお願いしたとします。
その後、やったものを見て「なんで左上にホッチキスでとめないの?」とか「最後にからぶきするのは基本でしょう」とか、後からあれこれ言ったりするわけです。

どこまでを常識として扱うかはまた別問題かと思いますが、自分の期待する結果が得られるよう、最大限できることはする、ということが大事になります。

誤解をしないように、謝ったゴールをイメージしないように、また相手が快く、能力を最大限引き出せるよう、人事を尽くして天命を待つ姿勢で、どこまで自分事として捉えて仕事ができるかが重要になります。

 

しかし、理解できるところもあります。

IT業界は日が浅く、アプリでのプロジェクトによる収益の見込みがたてられないこともしばしばです。
そのため、担当者はこれまでの運用に加えて、片手間でアプリでのサービス運用を行うことがあります。

要するに、カツカツで忙しい、ということが原因のひとつにあります。
担当者も熱意が無いわけではなく、むしろ大企業の担当者ほどになれば能力も熱意もあるわけですが、片手間ではなかなかうまく進めることはできません。

これまでのプロジェクトで、最初の仕様のまま納品できたことは数えるほどもなく、もうほとんどありません。
必ずといっていいほど途中で、技術的な問題で機能の調整をしたり、予想以上に工数がかかりスケジュールの調整をしたり、Apple審査時のリジェクトで調整が必要になったりします。
最初から途中の調整が無いようがっちり固めて進めることも方法としてありますが、開発前の準備に多大な労力がかかり、結局は労力は変わらない状態になってしまうため、あまり意味がないことになります。

そのため8割くらいの完成度で、途中調整しながら進めるのがいい塩梅なのかと思いますが、その調整は片手間ではなかなか厳しい、というのが現状です。

しかし、その忙しい中でどのように優先順位を考えて、生産性を最大化するかということが当人の能力であり、プロジェクトマネジメントで大切な問題であります。

また噂で聞いた話でしかないのですが、大企業ではリスクを背負わない技術に長けているほうが出世しやすい、ということがある(らしい)ため、ババを引かないように仕事をする態度になる、ということです。
そうなると、なかなか自ら情熱的に、積極的に働きかけることはないのかと思います。
むしろ逆に、プロジェクトをよくする方向でなく、いかに自分のリスクを減らすかに注力するため、わざとボールを見逃してリスクを誰かに渡すような仕事の仕方になります。

 

どこまでも自分事と捉え、自分の求める結果になるように、忙しい中でもやりくりして突き進むことこそが重要だと、あらためて感じています。

つまり、かのスティーブ・ジョブズが言ったように
偉大な製品は、情熱的な人々からしか生まれない。

ということなのかと思います。
自戒を込めて。 2013年12月29 日