Googleから開発者へ、developer policyが公開されました。
今まで野放しだったAndroidアプリに対して、規制をかけていく姿勢です。
当然と言えば当然で、著作権を完全に無視したもの、ウィルス的アプリが蔓延している状態なので「マーケットの清浄化」に向かうのはユーザーにとっても嬉しい傾向です。
内容はごく当然の「違法なこと、マナーとして当然のこと、悪質なアプリはダメ!」って感じで、これまで暗黙的に従っていたルールが明文化されたような感じです。
この内容であれば、多くの開発者は今までと同様に、特に気にすることなく仕事ができそうなので、僕はほっとしています。
(Appleの審査基準で作れば問題なさそうな内容です。)
ただし、曖昧な点が多く、どこまで適応されるのか、というものがいくつかあります。あくまで「方針」なのですね。
どこまで厳しく行われるか、今後 注目です。
個人的には、あの
みたいなことにはならないで欲しいです。
【余談】
最近も日常的にAppleから申請リジェクトをくらうのですが、今までOKだった内容の変更はもちろん
他のアプリでやっているからって、お前のアプリでもOKされると思うなよ
という返事が返ってきて、関係者戦々恐々としております。
↓が日本語訳です。
意訳や怪しい部分も含んでいるので、正確な内容は、以下の公式ページでご確認下さい。
http://play.google.com/intl/ALL_jp/about/developer-content-policy.html
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Google Play Developer Program Policies
下に書かれた方針は、Google Playを使用して、より良い経験を提供、維持するために重要な役割を果たします。
ここで定義された規約はDeveloper Distribution Agreementでも同じ意味を持っています。これらの方針は変更されることがあるので、時々チェックするようにしてください。
※Developer Distribution Agreement
http://www.android.com/us/developer-distribution-agreement.html
コンテンツ方針
本コンテンツ方針は、アプリに表示されるものやリンク、または広告やユーザ生成のコンテンツも含めて、あらゆるコンテンツに適応されます。
本方針に準じることに加えて、アプリのコンテンツはContent Rating Guidelinesに従って評価されます。
※Content Rating Guidelines.
http://support.google.com/googleplay/android-developer/bin/answer.py?hl=ja&answer=188189
・性的に露骨な表現:
裸や性交、性的に露骨な表現を含んでいるコンテンツを許可しません。
Googleは児童ポルノに対しては、全く容認しません。
もしも児童ポルノを含むコンテンツを発見した場合、関係当局にそれを報告し、配信に関与したGoogleアカウントを抹消します。
・暴力およびいじめ:
暴力的な描写は許可しません。
アプリは、他のユーザを脅かしたり、悩ましたり、いじめるような要素を含んでいるべきではありません。
・罵詈雑言
人種、出身、宗教、障害、性別、時代、年齢あるいは性的嗜好/性同一性に基づいた人々のグループに対する憎悪を促進させるような内容を許可しません。
・物真似あるいは人を欺く振る舞い
他の人になりすますことはしないでください。また、アプリの認可や制作について虚偽の表示をしないでください。アプリまたはアプリ内の広告も、OSあるいは他のアプリからの機能や警告を模倣してはいけません。
開発者は別アプリやサービスを模倣、もしくはなりすましたサイトへ、ユーザを飛ばしたり、そこへのリンクを提供してはいけません。
アプリは、既存サービス、あるいはプリインアプリ(カメラ、ギャラリーあるいはメッセージのような)に似ていて混乱させるような名前あるいはアイコンを持ってはいけません。
・個人情報および秘密情報
著作物の無許可の配信や、クレジットカード番号、社会保障番号、運転免許証などのライセンスナンバーなど、公的にアクセスすることができない個人情報および秘密情報を開示することを許可しません。
・知的財産
他のものの知的所有権(特許、商標、トレード・シークレット、著作権および他の所有権を含む)を侵害すること、または知的所有権の侵害を促進、誘発することをしてはいけません。明らかな著作権侵害が報告された場合には、対応します。
より詳細な情報が必要な場合、あるいはDMCAリクエストを提出する場合はcopyright proceduresにアクセスして下さい。
※copyright procedures.
http://support.google.com/bin/request.py?&product=androidmarket&contact_type=lr_dmca
・非合法活動:
合法にとどめて下さい。
非合法活動に従事しないでください。
・ギャンブル:
オンライン・カジノ、スポーツ賭け事および抽選を含むオンライン賭博を許可しません。(対象は上記に制限されません)
・危険なプロダクト
ウィルスやワーム、欠陥製品、トロイの木馬、マルウェア、あるいはセキュリティ脆弱性を引き起こすアイテムなど、端末やアプリ、個人データに害を与えるものの送信をしないで下さい。
害を与え、ネットワークやサーバ、他のインフラの操作を邪魔したり、許可されない手段でアクセスするコンテンツは許可しません。
Google Playの外からユーザにアプリを知らずにダウンロード、インストールさせるアプリのように、ユーザの同意無しに情報(ユーザの位置や行動)を収集するアプリや、悪意のあるスクリプトおよびフィッシング詐欺なども、Google Playでは禁止されます。
ネットワーク使用法および規約
アプリは、ユーザの利用料金やネットワークに悪影響を与える想定外のネットワーク使用を行ってはいけません。
アプリは、キャリアの利用規約あるいはどんなGoogle利用規約も故意に違反してはいけません。
スパムおよびストア内の配置
開発者はGoogle Playで大きなユーザー・エクスペリエンスを維持する上で重要なパートナーです。
・重複するのコンテンツを配信しないでください。
・製品説明は誤解を招きやすくあるべきでなく、ストア検索結果のランキングあるいは関連表示を操作しようとして、キーワードが載せられるべきではありません。
・開発者は、アプリを複数回評価することにより、またはユーザに報酬を提示することにより評価をさせることで、ストア内の配置の変更を試みるべきではありません。
・自動ツールやウィザード・サービスによって作成されたアプリは他者の代理としてオペレーターによってGoogle Playで配信してはいけません。
・主要な機能性が次のものにある場合、アプリを配信しないでください:
○ウェブサイトなどへアフィリエイトを飛ばす
○(ウェブサイトオーナー/管理者からの許可を得ていない場合)所有/管理していないウェブサイトのwebviewを提供する
・ユーザに内容および受取人の確認をとらずに、ユーザを代理してSMS、Eメールあるいは他のメッセージを送らないでください。
有料/無料アプリ
・有料アプリの課金:
Google Playからのアプリの請求およびダウンロードのために開発者は、Google Playの決済手段を使用しなければなりません。
・アプリ内課金:
Google Playからダウンロードされたアプリ内の追加コンテンツ、サービス、機能を提示する開発者は、支払方法としてGoogle Playの決済手段を使用しなければなりません。
次のものを除きます。
○支払い対象が、原則として物理的な品物あるいはサービス(例えば映画チケットの購入;例えば、定期購読を含む出版物の購入)である場合、
○あるいは、支払い対象がアプリ外部で利用されるデジタル・コンテンツ(例えば他の音楽プレーヤー上で再生可能な楽曲)である場合、
開発者は、アプリがアプリ内で利用できるサービス、品物、コンテンツ、機能を売っているわけではないことをユーザを誤解させてはなりません。
定期購読とキャンセル
Googleの定期購読のキャンセル方針としては、キャンセル時の契約期間分の課金の返済は致しません。しかしキャンセルに関わらず、契約済み期間内は適切に契約分のコンテンツと更新分(もしあれば)を継続して受け取れるようにします。
(コンテンツプロバイダーや受付窓口は)ユーザとより柔軟な代金返却方法を直接用意しても構いません。それらの方針をユーザに通知し、準拠法に応じることを保証することは配信者側の責任です。
広告方針
下記の方針は、アプリの中に設置、包含される全ての広告に適応されます。
これらの規則は、Google PlayからのAndroidアプリについてより良いユーザー・エクスペリエンスを維持することにおいて重要です。
これらの方針は変更されることがあるので、時々チェックするようにしてください
1.開発者規約はあなたのアプリ、またはその周辺のユーザー・エクスペリエンス全体に適応されます。
GoogleのDeveloper Distribution AgreementおよびDeveloper Program Policies(ともに「開発者規約」)はアプリと同様に広告やアプリ内のサードパーティーライブラリにも適応されること、ご了承下さい。一貫した、理解しやすい方針や、より精通したユーザー・エクスペリエンスを提供して下さい。
※Developer Program Policies
http://play.google.com/about/developer-content-policy.html#content-policy
一般的に広告は、開発者規約への内容調査および承諾の目的のためのアプリの一部と考えられます。
したがって、非合法活動、暴力、性的に露骨な表現およびプライバシーの侵害などに関係するものを含む方針はすべて適応されます。
これらの方針に抵触しないよう、広告の使用に注意して下さい。
アプリのコンテンツレートと一致しない広告も開発者規約に抵触します。
2.広告コンテキスト
広告はアプリと関連付けられて、アプリ内に設置されることがユーザにとってわかりやすいです。
広告は、ユーザの同意無しにショートカット、ブックマーク、アイコンをインストールしたり、デフォルト設定を変更するようなことで、広告外側の端末の機能などに変更を加えてはいけません。
広告がそのような変更を加える場合、端末の設定の調節、アプリ内の広告の初期設定、あるいはアプリをアンインストールすることにより、アプリが変更を行った事が分かるように、また変更を容易に戻せるようにしなければいけません。
広告はシステムの通知や警告を装っていはいけません。
3.アド・ウォール
アプリの全機能を利用するために広告をクリックしたり、個人情報を送信することをユーザに強いることは、貧弱なユーザー・エクスペリエンスを提供することとなるため、禁止されます。
ユーザは、罰されることなしに広告を払いのけることができなければいけません。
4.サードパーティー広告およびウェブサイトへの妨害
広告は、サードパーティーアプリのどんな広告も邪魔をしてはいけません。
方針施行
あなたのアプリがGoogle Playから抹消される場合、その趣旨の電子メール通知を送信致します。アプリ削除に関して、またユーザからのレーティング/コメントに関する質問や関心かある場合は、http://support.google.com/googleplay/android-developerで私たちと連絡をとることができます。
Developer Distribution AgreementやContent Policyへ、重大なまたは度重なる妨害をしたアカウントは、アカウント削除を致します。
著作権を含む知的所有権の度重なる侵犯に対しても、アカウント削除を致します。
Googleの著作権についての方針についての詳細は、ここで見てください。
ここ⇒著作権侵害と考えるコンテンツを報告:
http://support.google.com/bin/request.py?&product=androidmarket&contact_type=lr_dmca
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参考サイト:Tech Crunch
http://jp.techcrunch.com/archives/20120801google-tightens-up-app-policy-gets-stricter-on-namingicon-payments-privacy-ads-and-spam-rules-developer-letter/