ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきました

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ダイアログ・イン・ザ・ダーク(Dialog in the dark)に行ってきました!

ダイアログ・イン・ザ・ダーク(Dialogue in the Dark)とは、日常生活のさまざまな内容をまっくらな空間で、聴覚触覚など視覚以外の感覚を使って体験するエンターテインメント形式のワークショップ。「DID」と略称されている。(wikipedia

東京、外苑前の方に施設があるのですが、八人一組でワークショップを行います。
初対面の方もいて、最初は知らない人同士、何が起こるのか不安も入り交じりながら入場します。

 

■暗闇の中で90分間

簡単な自己紹介などをすませつつ、次第に暗いところに進んでいきます。
ここでガイドの方は登場して、暗闇の案内係をつとめるのですが、この方が視覚障害者です。

ダイアログ・イン・ザ・ダークでは、視覚障害者の方に暗闇を案内してもらうことが特徴となっています。
暗い中、おっかなびっくりで進む私たちとは打って変わって、彼らはすいすい進んでいきます。
普段、いかに目に頼っているかがわかります。

暗闇の90分間では、時期に応じてさまざまなワークショップを行うのですが、私が行った時は、秋の大運動会(3年ぶり!)というプログラムで、次のようなことをしました。

・暗闇ラジオ体操
・玉入れ
・二人三脚
・ジェンガ(踊り)
・休憩(お茶、おかし、ビールもあり。その場で会計をします)

 

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■暗闇ならではの事件、暗闇でもそんなことできるの!?

暗闇で運動会なんて…と思うかもしれませんが、意外とできちゃいます(もちろん、激しい運動はできませんが)
ただし、見えていれば起きないだろうハプニングもあります。

・玉入れの得点が、玉の合計を上回る

おそらく前に行ったものをとりのぞかずに行ったため、ということですが、見えないためにこんなことも起きちゃいます。

・見えなくても二人三脚の順位がわかる

これは本当に能力なのだと思います。
案内係の方が音と雰囲気で「あなたが早かった」と順位を決めていました。

もちろん、お金のやりとりは問題なく行っていて、視覚以外の感覚が鋭くなるのだと感じました。

 

■暗闇では、声やふれあいで人の存在を感じる

普段の生活で、例えば満員電車などで肩が触れあったりすると、良い気分はしないものです。
しかし、暗闇では逆にそれが「そこに人がいる」証であり、少しほっとします。

その場にいるのは、今日会ったばかりの知らない人たちです。年齢の性別もばらばらでした。
最初に見えるところで顔を合わせた時は、初対面で少しぎこちない接し方になるのですが、暗闇で過ごすうちに自然に声をかけたり、名前を呼んだり、肩に触れたりするようになっていきました。それがすごく不思議な感覚で、このワークショップの魅力なのだと思います。
(最後に明るいところで再び顔を合わせると、また少しぎこちなくなるのですが、最初の時ほどではなく自然に「おつかれさまでした」とお別れしました)

 

そんなちょっといつもと違う体験ができるダイアログ・イン・ザ・ダーク、興味のある方はぜひ行ってみてください。おすすめです!

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