【映画】デビルズ・ダブル 感想

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デビルズ・ダブル(原題: The Devil’s Double)を観ました。
ネタバレ含みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■あらすじ

舞台は湾岸戦争前後のイラク、バクダット。
サダム・フセイン政権下におけるその息子ウダイは、その権力によって好き勝手し放題であった。
そしてある時、自分の影武者を用意することを思いつく。

選ばれたのは高校時代の同級ラティフ。
当時も双子とからかわれるくらい二人は似ていた。

自分の存在を消すことを最初は拒むものの、拷問や家族を人質にされ、ラティフは影武者(周囲にはウダイの弟とも言っている)と なり、ウダイの狂気に巻き込まれていく…

 

■感想

主演がドミニク・クーパーという方なのですが、ウダイとラティフの1人2役はかなり驚きました。
途中で「影武者なのに似てねぇな。」という感想が出てくるくらい、 演じ分けがきちっとされていて、圧巻でした。

ウダイ:好き勝手し放題、高めの声 、おちゃらけ、嫌な笑み、演説の時は酔っぱらい、泡を吹きながらしゃべる
ラティフ:比較的落ち着いている、 渋い声、ぴしっとしている、シラフでも演説可

さらに、ラティフが影武者としてウダイの代わりをしている場面でも、どことなくラティフ感が漂います。
怪演という触れ込みにも納得です。

ストーリーとしては、当時のドキュメンタリーを見たような観後感でした。
一人二役が見れただけで、満足です。
どうしてウダイはあんなにめちゃくちゃになってしまっているのか、というのは未だに疑問です。
(努力せず権力を握ると、だめだってことでしょうか)
ウダイの行動は常軌を逸していて、グロや胸糞悪い描写も含まれるので、苦手な方はご注意下さい。

 

※実際にラティフさんが書かれた自伝が原作のようなのですが、来日した際のインタビュー記事もありました。

『デビルズ・ダブル』原作者の告白「ウダイを殺れなかったのが心残り」(前編)
http://www.cyzo.com/2012/01/post_9531.html

 

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